2016年04月28日

ルールについての試考A

こんにちは!


今日も「ルール」についてちょこっとだけ書いてみようと思います。
今日は、「ルールを変える」ことについて。



子どもたちとアナログゲーム(デジタルではないという意味での「アナログ」)をしていると、
子どもたちがしばしば「ルール」を変えたがります。


その理由は、自分に有利になるようにだったりするのですが、
こうした「ルールを変える」ことができること自体がアナログゲームならではの体験で、
子どもたちにとってとてもよい体験になっていると思います。


「ルール」は、先の記事で書いたように「心地よく過ごせるように」存在しています。


大体において上の場面では、「それはまかり通らない」という話になります。
というのも、ルールの変更を要請する場合、
それが自分の利益にはなっていても他者の視点が抜けていることが多いからです。


とはいえ、周囲の合意さえ得られれば、1つのゲームの中で「ルールを変えられた」、
という体験をできるのも良いことですね。


ちょっと横道にそれますが、
僕が高校生の時、校則で「マフラー禁止」だったのですが、
生徒会が学校に掛け合って、最終的に「マフラー可」になるという体験をしました。

「ルールを変えられた」って体験があれば、
現行にとらわれず、新しい視点をどんどん出して変えていけることが多いかもしれません。



さて、アナログゲームではこういった「ルール」を拡張したり、変えたりといったことが容易です。
それは、正式にメーカー側が「拡張」などで提示してくれる場合をあれば、
遊びながら「ハウスルール」を決めていくといったものもあるのですが・・・


昨日も、「カルカソンヌ」というゲームの別ルールバージョン、
ルールを拡張する追加要素を子どもと一緒に体験しました。


ルールが変われば、そこで取りうる態度が変わってきます。
「カルカソンヌ」の場合、別バージョンである「New World」では、
点数の取り方が従来と異なるため、
考え方を180度・・・とは言わないものの変えないといけなかったり、
あるいは別の戦略にする必要があります。

IMG_0755.JPG


たぶん現実世界でもそうです。
「ルール」を変えれば、ともなってそこでの態度、あり方を変えていく必要があります。
そして、また新しい「ルール」が生成されるのだと思います。


「ルールでがんじがらめになっているな」と感じる時、
まずはそのルールの存在意義について考えてみてください。
そして、いざとなったら「ルールは変えられる」と思うことが大事です。
ルールは、人がどこかの誰かを思って作ったものです。
だから、「変えられる」可能性があるということ、それを知っておくのは大事です。


子どもたちにはゲームを通して、少しずつ体感してもらいたいですね。




Carcassonne - Mayflower: ab 2 Spieler
posted by サイコロ塾塾長 at 11:29| Comment(0) | そのほか

2016年04月21日

ルールについての試考@

こんにちは!


サイコロ塾塾長です。

今回は、ゲームの紹介ではなくて「ルール」についてです。


サイコロ塾で子どもたちに伝えていきたいことの1つに、
「ルール」についてがあります。


「ルール」とはどんなイメージですか?

校則、交通ルール、スポーツのルール、・・・
世の中にはありとあらゆる「ルール」が存在しています。


「ルール」について、どんな感じ方をされることが多いのでしょうか?
やっぱり、「縛るもの」という感じですかね?


確かに、「ルール」には罰則があったりもするのでそういう側面があるかもしれません。

とはいえ、「ルール」の存在意義は、
「縛る」ことにあるわけではないように思います。


もともとは、
「人が人の中で生きていくために心地よく過ごせるように」
存在しているのではないかなぁと思います。


サイコロ塾で取り扱っている「アナログゲーム」にも、
たくさんの明示的なルール、暗示的なルールが存在しています。


ルールを「守る」ということ、ルールを「変える」ということ、
そういったことをゲームという体験の中で感じ、
「ルール」について考えるきっかけにしてもらえればと思います。



「ルールズ・オブ・プレイ」は、「ゲーム」に関する古典(といっても10年くらい前の本)です。
僕にとってはバイブルのような本です。
今や法外な値段がついていますが・・・汗

posted by サイコロ塾塾長 at 11:11| Comment(0) | そのほか

2016年04月14日

チキンダイスの塔

今週は、「チキンダイスの塔」というゲームを紹介します。


このゲームは、ダイス=サイコロを積み上げて、塔を作っていくアクションゲームです。
簡単にゲームの流れを説明します。


まずは全部で15個の大小様々なサイコロを振ります。
自分の番になったら、出た目の小さい方(1)から順番に、サイコロを上に積んでいきます。
サイコロを積むことができず、倒したら減点。
これだけ。
とっても簡単ですよね。
(厳密には得点についてのルールがもう少しあります)


子どもたちに、というか大人でもウケる部分は、まさにこの部分。
見ただけでルールが理解できて、すぐに始められる。


とはいえその中には子どもの力につながる部分もあります。
それは、手の巧緻性と重心に関する知識です。


「手の巧緻性」の部分は実は「子ども」がしても「大人」でもウケる、
というところにつながっていたりします。

ジェンガやこのチキンダイスの塔のように、バランス系のゲームでは、
いかに細かい手の動きを行うことができるか、が勝負をわけることがあります。
ジェンガに比べ、持つ対象が小さいためより繊細な動きが求められます。

一見すると手の巧緻性が育っている大人が有利に見えるこのゲームでは、
対象が小さいために子どもとの差がほとんどなくなります。

この点で「子ども」も「大人」も差がなく遊べることがとてもステキで、良いです!
写真は協力してなんとか全部積み上げたところです笑

IMG_0729.JPG


もう一つ重要なことは、「重心」に関する知識を体験から得ることができます。

大きなサイコロと小さなサイコロ。
それぞれ単体だったらどこに重心があるかわかりやすい。

けれど、それを重ねた時、新しい重心ができます。
それをきちんと見極めた上で、次のサイコロを置いていかなければいけません。

写真はいろんな角度から「塔」の重心を探っている様子です。

IMG_0727.JPG

最終的には倒してしまいましたが、こうやってトライ&エラーを重ねながら、
体感的に「重心」を会得していくんだなと思いました。

倒した時には、「わぁっ」と思わず声を出して、
なんというか感動?を共有できるのもとても魅力的ですね!

IMG_0728.JPG


「チキンダイスの塔」はお求めやすく、手軽なゲームです。
Amazonでも買えますので、ご興味持たれたらぜひ買ってみてください。

posted by サイコロ塾塾長 at 10:24| Comment(0) | ゲーム紹介