2016年05月12日

マイクロロボット

こんにちは!

GWを挟んだので久しぶりのブログ更新となります。


今回紹介するのは、「マイクロロボット」というゲームです。


このゲームは、ボード上の特定のサイコロの目からサイコロの目に、
ロボットを何回の動作で移動できるか、ということを素早く判断するパズルのようなゲームです。

IMG_0778.JPG

ロボットの動かし方には特徴があって、
原則として、縦か横に一直線にしか動けません。

また、今ロボットが置かれているマスと同じ色のマス(6色あります)、
もしくは、同じ数字(サイコロなので1〜6)のマスに移動できます。

目的地となるマスを決めるために、
色を指定するサイコロと数字を指定するサイコロの2つを振ったら、
「よーい、スタート!!」

頭の中で、何回の移動で目的地までたどり着けるかを考えます。
一番早く移動数を申告することができたら、答え合わせ。

実際に子どもにロボットを動かしてもらって、あっていたらめでたく1ポイントもらえます。



このゲームのポイントは2点です。

1つ目は、ロボットの特性を踏まえた上で移動した経路を再現すること。
これには、答え合わせまでのごく短い時間、経路を記憶しておく必要があります。

子どもによっては、頭の中で目的地までたどり着けはしたものの、
答え合わせのときにうまく再現できない、ということが起こります。

人の記憶は、だいたい「7±2」個の物事まで短い時間なら覚えておけるそうです。
できるだけ、「7」回以内の移動でロボットを目的地に移動できるように経路を考えるとよいですね。



2つ目は、ゲームに使っているボードを俯瞰で見ること。
「う〜ん」と袋小路に入り込んでしまうと、
なかなかルートを思いつくことが難しくなってしまいます。

IMG_0777.JPG

そんなときは、いったん視線をひいて考えてみることです。
近くばかりをみていたなら、遠くの場所を見てみる。
色に着目していたなら、数字に着目してみる。


そうすると、意外と道が開けてくることがあるというのが面白いところです。

実際、「岡目八目」というように、当事者では気づきにくいことが、
周りから見ている第三者からは明らかに分かるということがあります。

ちょっと視点を変えてみる、一歩引いてみてみる。
こういうことをゲームを通して、
子どもたちが自然とできるようになるといいなぁと思います。



「マイクロロボット」はAmazonでも買えるようです。
とっても簡単なゲームですが、
その実、短期記憶を鍛えたり、俯瞰でものを見る力をつけたりするのに役立ちます。

ご興味を持たれた方はどうぞ。


posted by サイコロ塾塾長 at 10:56| Comment(0) | ゲーム紹介

2016年04月28日

ルールについての試考A

こんにちは!


今日も「ルール」についてちょこっとだけ書いてみようと思います。
今日は、「ルールを変える」ことについて。



子どもたちとアナログゲーム(デジタルではないという意味での「アナログ」)をしていると、
子どもたちがしばしば「ルール」を変えたがります。


その理由は、自分に有利になるようにだったりするのですが、
こうした「ルールを変える」ことができること自体がアナログゲームならではの体験で、
子どもたちにとってとてもよい体験になっていると思います。


「ルール」は、先の記事で書いたように「心地よく過ごせるように」存在しています。


大体において上の場面では、「それはまかり通らない」という話になります。
というのも、ルールの変更を要請する場合、
それが自分の利益にはなっていても他者の視点が抜けていることが多いからです。


とはいえ、周囲の合意さえ得られれば、1つのゲームの中で「ルールを変えられた」、
という体験をできるのも良いことですね。


ちょっと横道にそれますが、
僕が高校生の時、校則で「マフラー禁止」だったのですが、
生徒会が学校に掛け合って、最終的に「マフラー可」になるという体験をしました。

「ルールを変えられた」って体験があれば、
現行にとらわれず、新しい視点をどんどん出して変えていけることが多いかもしれません。



さて、アナログゲームではこういった「ルール」を拡張したり、変えたりといったことが容易です。
それは、正式にメーカー側が「拡張」などで提示してくれる場合をあれば、
遊びながら「ハウスルール」を決めていくといったものもあるのですが・・・


昨日も、「カルカソンヌ」というゲームの別ルールバージョン、
ルールを拡張する追加要素を子どもと一緒に体験しました。


ルールが変われば、そこで取りうる態度が変わってきます。
「カルカソンヌ」の場合、別バージョンである「New World」では、
点数の取り方が従来と異なるため、
考え方を180度・・・とは言わないものの変えないといけなかったり、
あるいは別の戦略にする必要があります。

IMG_0755.JPG


たぶん現実世界でもそうです。
「ルール」を変えれば、ともなってそこでの態度、あり方を変えていく必要があります。
そして、また新しい「ルール」が生成されるのだと思います。


「ルールでがんじがらめになっているな」と感じる時、
まずはそのルールの存在意義について考えてみてください。
そして、いざとなったら「ルールは変えられる」と思うことが大事です。
ルールは、人がどこかの誰かを思って作ったものです。
だから、「変えられる」可能性があるということ、それを知っておくのは大事です。


子どもたちにはゲームを通して、少しずつ体感してもらいたいですね。




Carcassonne - Mayflower: ab 2 Spieler
posted by サイコロ塾塾長 at 11:29| Comment(0) | そのほか

2016年04月21日

ルールについての試考@

こんにちは!


サイコロ塾塾長です。

今回は、ゲームの紹介ではなくて「ルール」についてです。


サイコロ塾で子どもたちに伝えていきたいことの1つに、
「ルール」についてがあります。


「ルール」とはどんなイメージですか?

校則、交通ルール、スポーツのルール、・・・
世の中にはありとあらゆる「ルール」が存在しています。


「ルール」について、どんな感じ方をされることが多いのでしょうか?
やっぱり、「縛るもの」という感じですかね?


確かに、「ルール」には罰則があったりもするのでそういう側面があるかもしれません。

とはいえ、「ルール」の存在意義は、
「縛る」ことにあるわけではないように思います。


もともとは、
「人が人の中で生きていくために心地よく過ごせるように」
存在しているのではないかなぁと思います。


サイコロ塾で取り扱っている「アナログゲーム」にも、
たくさんの明示的なルール、暗示的なルールが存在しています。


ルールを「守る」ということ、ルールを「変える」ということ、
そういったことをゲームという体験の中で感じ、
「ルール」について考えるきっかけにしてもらえればと思います。



「ルールズ・オブ・プレイ」は、「ゲーム」に関する古典(といっても10年くらい前の本)です。
僕にとってはバイブルのような本です。
今や法外な値段がついていますが・・・汗

posted by サイコロ塾塾長 at 11:11| Comment(0) | そのほか